日本コーチ協会主催 第21会年次大会開催報告(2019年)

2019年12月14日(土)日本コーチ協会第21回年次大会が、丸ビルホールにて開催されました。
ご参加いただきました皆様、また運営をサポートしてくださいました皆様に、心より御礼申し上げます。 当日の様子をご報告いたします。

開会のご挨拶

日本コーチ協会 新理事長 桜井一紀より、現在ある22のチャプターと チャプターリーダーをご紹介し、 日頃の活動を支えてくださる御礼と、大会開会のご挨拶を申し上げました。

◆Sesson1 効果的な1on1とは何か?

予防医学研究者である石川善樹氏より、Well-being(人がよりよく生きるとは何か)という社会科学の知見から、 効果的な1on1の具体的な手法についてお話しいただきました。 ユーモアある氏の語り口に会場は大いに沸きました。

◆Sesson2 1対1の関係性と組織の変化について

株式会社コーチ・エィ コーチング研究所 執行役員である藤崎育子氏より、1対1の関係性の変化は、 組織全体にどのような変化をもたらすのか、その変化は意図的に起こすことはできるのか、についてお話いただきました。
エビデンスに基づいた内容に、改めてコーチングの可能性を見出す時間となりました。

◆Sesson3 1on1からの大きな学び

楽天株式会社常務執行役員、北川拓也氏。
成長を続けるチームを率いるうえで大切にしてきた1on1から、ご自身が得た大いなる学びについて、お話しくださいました。
ご参加の方々からの質疑応答の時間もあり、氏の1on1に対する熱意が感じられる場となりました。

◆Sesson4 3分間コーチワークショップ

株式会社コーチ・エィ 取締役 伊藤守氏から、「今」を確認し「ちょっとした未来」をコーチする3分間の有益性を、 会場のみなさんと一緒にワークショップ形式で体感していただきました。 日本のコーチングの草分け的存在の伊藤氏より、直接ワークショップ受ける貴重な機会となりました。

◆Sesson5 開かれた対話の心得:オープンダイアローグのパターン・ランゲージを体験する

慶應義塾大学総合政策学部教授 井庭崇氏より、フィンランドで開発された対話方法「オープンダイアローグ」の心得と、その記述方法「パターン・ランゲージ」について紹介いただきました。 ご自身でイラストも描かれたというパターンカードについては、会場からも実際に活用したいという声が数多く寄せられました。

今大会では、各分野の第一人者である登壇者の方々より、1on1を多角的に捉えたお話しをいただきました。 ご来場のみなさまからの反響も高く、懇親を兼ねたコーヒーブレイクの時間も好評のうちに閉会いたしました。

過去の大会の様子