進化する対話型コーチング
日本コーチ協会は、1999年の設立以来、日本全国にコーチングビジネスの裾野を広げ、コーチという職業を根付かせることをミッションに情報発信を続けてまいりました。多くのコーチの皆さまのご協力により、年次大会を開催しております。
今年は、組織心理学の研究者であり、グローバルリーダーのコーチとして活躍するマーシャ・レイノルズ博士と、組織におけるコーチングをグローバルに展開する株式会社コーチ・エィを設立した伊藤守氏をお迎えし、世界におけるコーチングの進化についてご紹介します。
マーシャ・レイノルズ博士
president of Covisioning LLC
伊藤守 氏
株式会社コーチ・エィ ファウンダー
Session 1 安全地帯を乗り越えて ~リーダーをブレークスルーさせるコーチング~
Coaching in the Discomfort Zone: How to have the courage to create breakthroughs in coaching
激しい変化を続ける社会で活躍するリーダーは、自分自身を常にブレークスルーすることが求められています。そのために、リーダーの限界を明らかにし、ブラインドスポットに焦点をあて、様々な抵抗を自ら乗り越えていくプロセスにいざなうことが、今コーチに最も必要とされる能力だと言えるでしょう。それを可能とするには、コーチが「勇気を持って安全地帯を超える」関わりをすることです。このたび、組織心理学の研究者であり、エモーショナル・インテリジェンスの著者で自ら多くのリーダーのコーチとして活躍するマーシャ・レイノルズ博士をお迎えし、ブレークスルーとは何か? そのプロセスでリーダーの脳の中に何が起こるのか? コーチがクライアントと直面する勇気はどのように作り出すのかについて、実際にセッションのデモンストレーションを交えてご紹介します。
- 講演者:マーシャ・レイノルズ博士
- 国際コーチ連盟マスター認定コーチ。エクゼクティブコーチとしての活躍は38カ国にわたる。バージニア工科大学のヘルスケア・コーチング研究所ではトレーニングディレクターを務める。著作としてOutsmart Your Brain, The Discomfort Zone: How Leaders Turn Difficult Conversations into Breakthroughs, and Wander Womanがある。1999年の日本コーチ協会の第1回目大会のスピーカーとして来日。日本におけるコーチングの普及に貢献する。
Session 2 システミック・コーチング
従来、コーチングは組織に所属する一個人を取り出して、その人の成長を促すために行われてきました。しかし、現実には人は家族、組織、社会という関係性の中で相互につながり影響を与え合いながら存在している社会的生物です。それを、関係性から切り出して能力開発するという考え方はもはやプラクティカルではなくなってきているのではないでしょうか?
1対1という閉じられた関係性における能力開発としてのコーチングを超えて、ある場で行われたセッションが、その人の同僚との関係性を変え、家族との新たなコミュニケーションの発見につながり、そして組織のイノベーションに影響を与えはじめる。そういったトランスフォーメーションの不断の連鎖こそが僕のシステミックコーチングの前提になっています。
- 講演者:伊藤守 氏
- 日本人として初めて国際コーチ連盟よりマスター認定を受けた日本のコーチング界における草分け的存在。「コーチング」を日本に紹介し、1997年にコーチ養成プログラムを開始。2001年には株式会社コーチ・エィを設立、企業のリーダー開発や組織開発に携わる。 2018年3月に代表取締役を退任後も、サービス開発やコーチ育成への助言、コーチ・エィの発展に貢献。コーチングに関する講演活動、執筆活動も積極的に行っている。
開催日時 | 2018年11月4日(日)13:00-17:00(開場12:30) |
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場所 | 虎ノ門ヒルズフォーラム4階(ホールB) 〒105-6305 東京都港区虎ノ門1-23-3 虎ノ門ヒルズ森タワー 銀座線「虎ノ門駅」1番出口 徒歩約5分 日比谷線「神谷町駅」3番出口 徒歩約6分 |
時間 |
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参加申込 | お申し込みは終了しました。 |
参加費 |
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お問合せ先 | E-mail:info@coach.or.jp |
その他 | 託児施設はございません。予めご了承ください。 |