日本コーチ協会は、ビジネス界だけではなく、医療や教育、そしてスポーツと多岐にわたる領域におけるコーチングの実践活動を行う者やコーチングに関心を持つ者が組織する団体です。
国際的には1996年に、米国を本拠地として、国際コーチ連盟(International Coach Federation,ICF)が設立され、英国、カナダ、オーストラリアをはじめ50カ国、160の団体の加盟(2008年8月現在)を見ています。この国際的動向に鑑み、今後のわが国におけるコーチの健全な育成とコーチングの普及を目的として、職能団体としての「日本コーチ協会」を1999年7月に設立しました。そして2000年11月には東京都に特定非営利活動法人(NPO)として認証されています。
本協会の活動としては、年次大会や会報等により、会員間の情報交換を図り、またコーチ資格認定制度を確立し、わが国のコーチ及びコーチングの普及と一層の発展に寄与しようとするものです。米国においてはビジネス界を中心に1万人以上のプロフェッショナル・コーチが活躍しておりますが、わが国の土壌においてコーチングがどのような発展を遂げていくかは、ひとえに本協会メンバーの双肩にかかるところです。そして、本協会の活動のもと、コーチングの本邦における発展は、21世紀の旗手として、産業界のみならず、医療界、教育界、スポーツ界などの多方面での貢献を期待しうるものと考えています。