JCA Coaching News
日本コーチ協会
2003年2月10日(月)
http://www.coach.or.jp



「コーチング調査」第2報のご報告 
「クライアント共感能力」と「自己スキル向上意欲」がコーチでは大切

今回は昨年実施しました、「コーチング調査」の第2報をご報告いたします。「コーチング調査」は日本におけるコーチとそのコーチングの実態について明らかにするために、2000年から開始された調査です。昨年の調査では上越教育大学の清水富弘助教授の協力のもと実施され、以下の結果が報告されました。

コーチの行動・思考特性と思える21の質問項目に対して、日常のコーチングで、「どの程度できているか」という自己評価(5段階評価。かなりできている〜ほとんどできていない)で聞いてみました。

その結果を分析(因子分析という手法)してみると、「相手との共感や協力を尊重すること」「相手にとって重要なことがらに対し積極的に関心を抱くこと」「相手の持っている資源や強みを引き出すこと」など、クライアントの共感やクライアントの能力を引き出すことにコーチが深い意識を持ち、行動していることがわかりました。

もう一つの特性は「自らも革新性をもち積極的に新しいことにチャレンジすること」「自分の目標を達成しようと努力していること」「自分のビジョンを人に伝え説明して理解してもらうこと」など、物事に前向きにチャレンジし関わっていく姿勢や志向が上がってきています。

すなわち、コーチ及びコーチングを勉強している人は、まず、クライアントに興味、関心をもち、共感をしていること、そして、その強みや能力を引き出すことを強く意識しているということが言えます。

また、コーチ自身も目標達成に努力したり、物事や人に対して積極的に関わっていく立場をとっていることがわかります。今後コーチを目指す人や現在コーチである人も、この2つの能力を意識して向上させていくことが必要なものだといえるでしょう。

私たちは経験によってコーチとして、クライアントに共感することやその能力を引き出すことが大切なことと、当然のことと思っていますが、この結果が改めて、コーチングに関して、大切なものは何かを考える一助になると思えます。 次回はコーチ資格の有無、コーチがいるコーチといないコーチで、どのような違いががあるかについての調査結果をご報告いたします。

日本コーチ協会理事 市毛智雄

2002年度のコーチング調査結果報告 >>

本間正人のCoaching ABC

F: flow

flowは「自然な流れ」「流れに乗る」という風に訳しておきましょうか。コーチング・セッションの中では、コーチが、クライアントと醸し出す「自然な流れ」を感じ取り、その流れに乗ることが大切です。

組織マネジメントの中では、上司が予め部下を指導するシナリオを組み立てて、その線にそって話を進めていくことが効果的な場合もあります。もちろん、自分の考えややり方を押し付けるのはいけませんが、上司には、コーチだけではなく、マネジャーとしての役割もありますから、計画的であることはおおむねプラスと言えるでしょう。一方、プロのコーチがコーチングをする場合には、クライアントを誘導するシナリオを持つことは、一般にはあまり望ましくないと考えられます。このあたりが、コーチングとコンサルティングの違いと言えるでしょうが、コーチは「クライアントから答えを引き出す」のが基本だからです。ですから、提案やアドバイスをする場合には、「提案しても良いですか」とか「これはアドバイスになりますが」というように、区切りをつけるのが大切です。

これは、私の仮説なのですが、人間の脳というのは、単体で働くコンピュータではなく、ネットワークで機能するシステムなのではないかと思うのです。つまり、コーチとクライアントの脳が直接、やりとりをすることで、相互作用で働くのではないかと。以心伝心というのはまさにそういうことだと思います。自分で考えているのか、場の持つエネルギーが良い質問やアイディアを生み出すのかわかりませんが、調子の波に乗った時のセッションは、コーチとしても至福の時と言えるでしょう。

そして、私の仮説が正しいかどうかはわかりませんが、信頼とリラックスが重要なことは間違いないところ。お互いの緊張をほぐして、自分らしくいることが、流れに乗る上で大切な一歩になります。

本間正人(日本コーチ協会理事、PCC)
<編集後記>
国際コーチ連盟2003年大会の受付が始まりました。昨年も、アメリカ、ヨーロッパ、アジアからコーチが集まり、コーチ業界の最先端の動きについて情報交換ができました。日本のコーチ業界の発展のためにも、是非ご参加ください。




国際コーチ連盟 
2003年大会のお知らせ
アメリカに本拠地がある国際コーチ連盟(ICF)は今年の11月にアメリカのコロラド州デンバーで恒例の大会を行います。大会は、毎年約2000人のコーチが世界各国から参加し、コーチングの最先端にいるトップクラスのコーチによるプログラムが行われます。

今年の大会のテーマは「優れたコーチのモデル−"Model of Excellence"」。トップ・コーチが何を提供し、どういうビジネスとライフスタイルを送っているかに焦点を当てます。

今年は特別企画として、早期申込みに対して大幅な参加費のディスカウントを設定。また、2月15日までに申し込まれた人には、参加費無料券のプレゼントが1名に当たります。英語はどうも・・・という方も、世界のコーチとの交流は言葉を超えた価値があります。ICFの大会に参加することを検討されている方は、ぜひ、この機会をお見逃しなく!

<国際コーチ連盟第8回大会>
日 時 2003年11月13日〜15日
場 所 アメリカ コロラド州デンバー
Adams Mark Hotels & Resort
参加費 ICF会員 499ドル/
非会員 599ドル
(食事込)
(3/31までお申込の場合)
※ 詳しくはこちらをご覧ください。

日本コーチ協会チャプター情報
神奈川チャプター新分科会
『女性サポート隊「ごきげんネットワーク」誕生ワークショップ』



日時
2003年2月11日(火)
13:30〜15:30 (受付13:10〜)
会場 かながわ県民センター402号室
費用 1,000円
内容 ・活動内容発表
・ごきげんな生活を探る
(ゲスト:樋口富砂子氏)
参加費 1,000円
連絡先 gokigen-e@clubaa.com
3月2日にコーチング初心者向けの勉強会を開催します。詳細は2月11日の神奈川チャプター分科会『ごきげんネットワーク』発足セミナーの会場にて発表します。

日本コーチ協会東海チャプター
日本コーチ協会東海支チャプター(HESSO)勉強会
「夫婦DEコーチング」
〜身近な人間関係にコーチングを活かす〜



日時
2003年3月8日(土) 14:00〜16:30
場所 ウイル愛知(予定)
内容 「直感」を使うコーチングについて学びます。コーチングの事例と体験談が盛りだくさんの勉強会です。ここでしか見られない稲垣夫妻のファシリテートも乞うご期待。
連絡先 稲垣陽子
inagaki@sha-cho.com

日本コーチ協会広島チャプター


日時
2003年4月12日(土)
場所 追ってご連絡します。
費用 チャプター会員 1,500円
一般参加 3,000円
内容 「行動を促すコミュニケーション」
連絡先 goldrunrun@do8.enjoy.ne.jp
FAX: 082-532-6310


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