2002年11月6日(水)

『国際コーチ連盟大会』ご報告

『第7回国際コーチ連盟(International Coach Federation)大会に参加して』
10月23日〜26日にかけて、米国ジョージア州アトランタで開催された国際コーチ連盟(以下ICF)の大会に参加してきました。私を含め、日本からは現在コーチとして活躍中の7人が出席していました。

大会には約1000人が世界中から集合。ほぼ全員が前日から会場となっているホテルに泊まっているのですが、前日から「明日のオープニングには絶対に遅れないように。1分足りとも遅刻しないこと」という言葉が飛び交っていました。その期待を裏切ることなく、アメリカ元大統領のジミー・カーター氏によるICF向けのビデオ・レターが、オープニングで紹介されました。「コーチとしてのスキルを駆使した結果として、多くのクライアントは、生活やビジネスに大きな変容を及ぼした」と明言。「私はICFとともに、社会を育て、変えていくために、パートナーシップをクライアントと築き続けていきたいと思う」というメッセージを送りました。

今回の大会で顕著だったのは、ビジネスやコーポレートの分野において活動しているコーチが多く参加していたことです。特に、海外(アメリカ以外からの参加者は約100人ほどいたのですが)からのコーチのほとんどは、法人を対象としたコンサルタント・コーチたちであり、マネジメントにおいてのコーチングスキルの重要性は日本に限らず、グローバルな現象であることを認識いたしました。

また、アメリカ発のコーチングも、いまや、ヨーロッパ、アジア、ロシアなどでも取り入れられ、それぞれの国でパイオニアとして活躍しているコーチたちが熱心に情報交換していました。その中でも日本はコーチングの先進国として注目されているようです。私は今まで日本という限定された枠の中でしか見ていなかったのですが、世界規模で広まっていくコーチングの可能性を肌で感じることのできる4日間でした。

次の私のミッションは、ICFのさまざまなサービス内容を、日本コーチ協会の会員の方にもうけることができるようにセットアップすることです。来年早々には、お知らせできることと思います。

▼ジミーカーターの演説はこちらからお聞きになれます(英語のみ)
http://www.coachfederation.org


平野圭子(国際コーチ連盟理事(2002〜2004)、日本コーチ協会理事)

本間正人のコーチングABC
D: diversity
米国の企業内研修で最も多いテーマの1つがdiversity training(多様性を受容する)です。人種のるつぼといわれるアメリカの中でも、大企業の管理職と言えば、中年の白人の男性が最大グループを占めてきました。そんな中で、女性に対する配慮や機会均等の徹底、人種的マイノリティの固有文化に対する敬意と尊重など、様々なケースをとりあげる研修です。人種・性別・年令ばかりでなく、その集団の多数派にとって当たり前のことが、少数派にとっては受け入れがたい苦痛だ、ということは、往々にしてあるもの。喫煙・非喫煙、飲酒・非飲酒などの嗜好によっても、マジョリティとマイノリティは区別されますし、会社によっては事務系と技術系の違い、あるいは合併前の出身母体の違いなど、様々な線引きがありえます。

「近頃の若い者は・・・」は、世代のdiversity に対して受容性が低い場合の典型的なセリフの様に、「女性は」「○○人は」「××社出身者は」なども、十把一からげにする危ない発想です。重要なことは、自分の当然を他人に押し付けないこと。一人ひとりには、違いがあるのだ、あるからこそ素晴らしいのだ、ということを認識すること。そして、自分がマジョリティに属している時には、マイノリティに配慮することが大切だと思います。

組織にとって、diversity は決して悪いことではありません。社員がみんな同じような考え方をしている会社には、もろさがあります。少数意見に耳を傾ける度量が、経営トップあるいは管理職には求められます。そして、一人の持ち味を引き出して、活かすことにより、相乗効果を引き出すのが、リーダーの腕の見せ所と言えるのではないでしょうか?わが国でも、今後、diversity trainingに対するニーズは高くなることはあっても、下がることはないと思われます。1対1のコーチングの中でも、クライアントの固定観念を払拭し、diversity に対する受容性を高めることが、ブレークスルーのきっかけになる場合があるのではないでしょうか。

本間正人(日本コーチ協会理事、PCC)


編集後記
今回、国際コーチ連盟大会に参加して実感したことは、参加しているコーチたち、一人一人がコーチングのパイオニアとなり、コーチングを各地で広めているということです。その一人一人のネットワークを国際コーチ連盟がグローバルに繋ぎ、活気あふれる大会となっていました。コーチングのムーブメントは、日本だけではなく、世界各地で起きています。世界とコラボレイトしながら、コーチ業界をより豊かにしていきたいと思いました。
JCA Coaching News アンケートにご協力下さい
質問1:今回のJCAコーチングニュースは役に立ちましたか?
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どちらともいえない
いいえ


質問2:その他意見がございましたらご自由にどうぞ。
 
日本コーチ協会支部会情報
■ 日本コーチ協会神奈川支部 ■
JCAK(日本コーチ協会神奈川支部)マンスリーセッション 『あなたを活かすコーチング』セミナー
〜コーチとして自分の強みを発揮するには〜

日時 11月9日(土)18:00〜21:00
場所 かながわ県民センター会議室
※横浜駅西口より徒歩5分
横浜市神奈川区鶴屋町2-24-2
ファシリテーター 吉田典生(JCAK支部長)
参加費 1000円(会員)、2000円(非会員)
内容 ・各自のユニークな強みを探し出す「直感のエクササイズ」
・潜在意識に働きかけて答えを探るコーチングモデルの実践
・強みを表現するグループワーク
お申込み・お問い合わせ coach-k2@clubaa.com
(JCAK事務局)

■ 日本コーチ協会福岡支部 ■
「コーチングはどう役に立つのか」
日時 12月5日(木)
19:00〜21:00 (受付18:30)
場所 アクロス福岡605号
講師 本間正人(日本コーチ協会理事)
参加費 1000円(会員)、2000円(非会員)
定員 30名(先着順)
お申込み・お問い合わせ 野津浩嗣
notsu@animate-e.com

■ 日本コーチ協会茨城支部 ■
「JCA茨城支部11月度例会」
日時 11月9日(土)、12月21日(土)
場所 茨城県県南生涯学習センター
参加費 無料(メンバー)、1000円(一般)
内容 コーチング カンバーセーションを使ってみる。
12月度は忘年会を研修後行います。
お申込み・お問い合わせ 松本 mtm@m-t-m.co.jp
小形 m.ogata@viola.ocn.ne.jp

■ 日本コーチ協会大阪支部 ■
大阪支部11月度例会
『元気をつくる「吉本流」コーチング』

日時 11月9日(土)
例会 13:00〜14:00
講演会14:00〜16:00
場所 大阪科学技術センター会議室
ゲスト 大谷由里子さん(吉本興業事業開発プロデューサー)
定員 30名
参加費 2000円(会員)、4000円(非会員)
お申込み・お問い合わせ NPO法人日本コーチ協会大阪支部事務局
E-mail:jcaosaka@aol.com
電話:06-6929-0922

■ 日本コーチ協会東海支部 ■
『森のイスキア主宰 佐藤初女さんをお迎えして「心音(こころね)を聴く」会』
日時 11月16日(土)
14:30開場15:00〜17:00
場所 旧豊田佐助邸
参加費 3000円 会員2000円
お申込み・お問い合わせ 事務局 稲垣 陽子
yokoko@sirius.ocn.ne.jp

■ 日本コーチ協会広島支部 ■
『自己表現ワークショップ』
日時 11月17日(日) 10:00〜12:00
場所 広島市女性教育センター
3F 活動コーナー
参加費 無料
内容 コーチングを活用して、自分らしさを引き出すコミュニケーションワーク
お申込み・お問い合わせ 広島市女性教育センター
広島市中区大手町5丁目6-9
電話 082-248-3312
ファックス 082-248-4476
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