2002年9月2日(月)


米国ワシントンDCにヘッドオフィスがある国際コーチ連盟(ICF)の理事として就任してから早くも8ヶ月が経とうとしています。毎月行なわれるICFの電話会議(日本時間はなんと午前5時!)は、アメリカのコーチの事情が生々しく伝わ ってくる貴重な時間です。

ICFは1992年に設立されて以来、全米に存在するコーチたちの生活

基盤を守るために大きな役割を果してきました。それは、ICF会員の特典として掲げられている項目--コーチの認定制度の確立、コーチ照会サービス、クレジット決済の代行、ヘッドセット購入ディスカウント、支部活動の支援--などを見ても明らかで、この10年間で、コーチたちが経済的にも環境的にも安心してサービスを提供できるよう支援してきたことがわかります。
しかし、最近のICFで最も大きな話題は、他のコーチング支援機関の登場です。特にICFの設立者のひとりであり、コーチング業界をリードしてきたトマス・レナード氏がコーチングについてより気軽に勉強できるバーチャル教育機関を武器に半年足らずで1万人の会員を集めたことは、ICFに対抗する脅威的な存在として捉えられています。
これも、コーチング業界が10年間で成熟してきた証拠であるといえます。米国で常に議論の的であった「コーチ対セラピスト」という職業としてのコーチから、企業組織内におけるマネジメントスキルとしての「コーチングの知識」が求められる象徴として、レナード氏のもつ膨大なコンテンツが注目されたのだと言えるでしょう。
しかし、コーチのスキルアップとしてのバーチャル教育には限界があります。従って、コーチングの実体験を重視するICFのコーチ認定制度には、まだ多くの応募者があり、ヨーロッパでは、法人に対してコーチングを提供する際は、ICFの認定資格があることが条件となっているほどです。
日本におけるコーチングの広がりは、特にマネジメントの領域で欧米の何倍もの速さで広まっています。日本のコーチング業界を育てるパイオニアとしてのミッションは、知識と実践の両方をスキルアップすることであると感じています。日本発コーチングモデルが世界基準になるのも、そう遠くはないのかもしれません。
平野圭子(日本コーチ協会理事) 
B: breath control(ブレス コントロール)
フェイス・トゥ・フェイスでも、電話でのコーチングの場合でも、「息」の使い方に注目することが重要です。
まず、クライアントの呼吸状態に注目すること。耳をすませてよーく聴いていると相手の呼吸が落ち着いているのか、苦しそうなのか、あせっているのかは、細かく感じられます。
クライアントが感情的になっていたり、無理をしたりしようとしていたら、「息を吐いてみて下さい」という一言が、流れを変えるのに役に立つことがあります。
また、コーチ自身の息遣いも、コーチングのスキルの1つです。クライアントを承認したり、サポートしたり、共感したりする気持ちは、言語レベル(言葉として何を言うか)よりも、音声レベル(どんな声の響きで伝えるか)によって媒介されます。つまり、「世界史上に類例を見ない画期的なアイディアですね」などと凝った美辞麗句を並べるよりも(これも1つのスキルですが)、「すごーい!」などという短い言葉でも、声の響きや発声の際の息の吐き出し方で、より多くのメッセージを伝えることが可能なのです。
私自身が、オンラインクラスリーダーをつとめる際には、「背景が騒がしい所にいる人以外は、ミュートにしないで下さい」と伝えています。クラス参加者の、微妙な息遣いが、クラスの雰囲気を創っていくと考えているからです。
逆に、無意識のうちに息の荒い人には、注意する場合もあります。太りすぎやストレスなどで、軽い呼吸困難になっているような場合、自分では気がつかないうちに、受話器やレシーバーに大量の息がかかり、他の参加者の迷惑になっている場合があります。
いずれにしても、自分と相手の呼吸に意識を向けることが、コミュニケーションの中で重要なポイントであることは間違いありません。
本間正人(日本コーチ協会理事、国際コーチ連盟PCC)
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9月28日(土)29日(日)
「Coaching2002」開催!
今年で4回目となる日本コーチ協会主催「Coaching2002」が、いよいよ今月開催されます。今年は、アメリカから2人のトップコーチがゲストとして招かれ、日本におけるコーチングカルチャーの構築をテーマに、日米コラボレーション・ワークショップなどを行います。また、第一線で活躍す るコーチたちによる「次世代のコーチング・ビジネス戦略について」を始めとした12の分科会が開かれます。
最先端のコーチングに触れられ、コーチングネットワークを築く機会となるイベントです。コーチングがどういうものか知りたい方、どなたかにコーチングを紹介したい方、日本コーチ協会の活動に興味のある方など、皆様お誘い合わせの上、ご参加ください。お越しをお待ちしております。
日時 9月28日(土)〜29日(日)
場所 東京国際フォーラム レセプションホール他
申込み方法 ホームページ又はTEL・FAXより参加申込みを受けつけております。申込み詳細はこちらをご覧下さい。
詳細 大会詳細はこちらをご覧下さい。


日本コーチ協会支部会情報
日本コーチ協会神奈川支部
9月マンスリーセッション
『仏教の中にあるコーチングの心』
内容 「コーチングの中にある仏教を探る」
野坂法行さん(超宗派の仏教復興運動に取り組む僧侶、日蓮宗・妙厳寺住職)をゲストに招き、“コーチのための仏教塾”と題してトークライブを開催。
日時 9月14日(土曜)18時半〜21時
場所 かながわ県民センター会議室(403号室)
※横浜駅西口徒歩5分(横浜市神奈川区鶴屋町2−24−2)
参加費 支部会員1000円、非会員2000円
※参加費は当日受付にてお支払いください。
申込先 以下の項目にご記入の上、coach-k2@clubaa.com
までお送りください。
氏名、連絡先、会員か非会員かをお書き添えください。
※参加申込みは上記メールの他、以下のFAXでも可。044−739−3319(JCAK事務局)
日本コーチ協会福岡支部
『第10回支部勉強会』
日時 9月16(月)13時〜17時
場所 ibb福岡ビル6F会議室
講師・題 未定
連絡先 福岡支部事務局 
古田博美 furuta@abbie.net
日本コーチ広島支部
『広島支部設立記念講演会』
日時 2002年10月13日(日)午後
場所 アステールプラザ 大会議室
(広島市中区加古町4-17)
講師 桜井一紀(日本コーチ協会 専務理事)
問い合わせ先 日本コーチ協会広島支部設立準備委員会 矢野淳子まで
メールアドレス junko_ciao226@yahoo.co.jp

コーチング調査
ご協力有難うございました。結果は10月ごろ当ウェブサイト(http://www.coach.or.jp)にて発表の予定です。

編集後記
ただ今、日本コーチ協会では、「Coaching2002」に向けて、着々と準備を整えております。大会当日に、日本各地、各支部から集まった皆様にお会い出来るのを、今から楽しみにしております。

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